はじめに
最近あった一番悲しかったことは10万したPCモニター(34GK950F-B)を見事にぶっ壊してしまったこと、一番うれしいかったことはそれを保険でチャラにしてもらえたことだ。
僕が席を立つ時に机に手を置いたそれっぽちの振動で、モニター上に設置していたはずのWEBカメラと画面がゴツっと鈍い音を立ててハードキスをしていた。
落ちたWEBカメラを拾い上げるとモニターに見事な縦縞模様が入っていた。
現実を受け入れることができずケーブルの抜き差しなどをおこなったが、世の中は甘くなくモニターは物理的に破損しておりどうしようもないことがわかっただけだった。
メーカー補償も自損では有効であるはずもなくひたすら事の原因である重力を恨んだりしていたが、賃貸会社に家財保険付きの火災保険に強制加入させられていたことをふと思い出した。大慌てで書類を漁るとリビングプロテクト総合保険のパンフが出てきて、今回の場合は『偶発な事故による破損・汚染等』に該当しそうであった。運命がこの保険にゆだねられた。
保険申請の流れ
保険金振込までの処理期間としてはおよそ2週間かかった。
注意点
受付依頼
事故状況を整理して補償対象であると解釈してる旨をしっかりとオペレータの方に伝えたほうがよい。
オペレータの方が事故発生時の状況をヒアリングしてくださった際に事故状況が補償対象に該当するかの簡易的な審査があるように感じた。
事故が故意や地震によるものではないかと念押しで確認された。僕の加入保険ではこれらに該当した場合は保証対象外となるため、流されて「はい」というと受付してもらえなかっただろう。
申請用書類送付
補償対象製品がやや特殊な場合は必要書類でなくとも
- 当機種や後継機種について費用やスペックについて簡単にまとめた資料
- 購入時の領収書
を送ったほうが良いかもしれない…
いざ保証対象となっても、何円補償してもらえるかは保険会社の鑑定結果による。
- 補償金額
- 基本: 製品の修理費用
- 製品の修理費用 > 同等製品の金額: 同等製品の金額
この同等製品は保険会社が調査してくれるわけだが、特殊な製品な場合は思った結果にならない可能性がある。
- EX: 32インチゲーミングモニターなのに32インチの普通のモニターを同等品として計算し補償金額が安く換算されてしまう。
そうした不幸をさけるためにも、こちらからわかりやすい資料を送るべきである。
その後
損害保険金として12万円振り込んでいただけて、壊したモニター(34GK950F-B)の後継機(34GN850-B)を11万円で買った。
なぜかモニターを壊すと儲かるという不思議な自体になってしまった。今回のケースでは、補償金額の内訳が以下のようになっており手厚い。毎月高い金を上納した甲斐がある。
- 鑑定補償額: 12万程度
- 自己負担額: 1万円
- 損害保険金: 鑑定補償額 - 自己負担額 = 11万円程度
- 臨時保証金: 損害保険金 x 0.1
- 支給額: 損害保険金 + 臨時保証金 = 12万円程度
全く何の進化も感じないが、割れていないモニターが最高だということは分かった。
余談
社会人になってから保険や税金の仕様を把握してハックしないと生きていけないと実感している。 なんかいい感じに加入保険と有効範囲が一発で分る管理方法・サービスがないだろうかと思う。同様に適用可能な行政の施策がわかるやつが欲しい。